近ごろ、新聞をはじめ様々な出版物がデジタル化されていますね。「電子書籍」という言葉を筆頭に、ここ数年で新聞や雑誌などもデジタル化が著しく進んできたように思います。
新聞記事を読んでいても、「デジタル版動画で詳しく」といった文を目にします。雑誌も最近では、スマートフォンがあればいつでもどこでも紙面が読めるようになりました。マンガでも同様のことが言えるでしょう。
しかし、デジタル化が進むことはメリットばかりなのでしょうか?確かに、夜中のうちにデジタル版で次の朝刊の内容を先取りすることは可能になりました。ですが私は、「読者側のメリット」が記者の方の負担を大きくさせているように思います。なぜなら、デジタル版ができたことで記事の〆切が24時間へと変わったからです。さらに現在では、取材をして文字に起こすことに加え、動画編集などある程度の技術が記者にも求められているのではないでしょうか?
私が小学1年生だった頃、宿題で次のようなものが出されました。「各自、新聞紙1枚を選んで、今までに習った漢字を赤鉛筆で丸く囲みましょう」という内容です。「手」、「目」、「山」、「川」、「友」、「人」…。7つの心ながら、紙面が赤丸で埋まっていくときの嬉しさは、今でも覚えています。しかし、デジタル版の記事ではこのような感動は生まれません。
「デジタル化が悪い」とまでは思いませんが、アナログも良いなと筆者は思います。記者が取材をし、記事ができ、販売店から各家庭へと新聞が届く。新聞紙をめくるときの音やにおい。デジタル版にはないぬくもりを、紙面では感じることができるのではないでしょうか。皆さんは、新聞のデジタル化についてどう思いますか?ご意見等お待ちしています!